2018年3月4日日曜日

LJLチーム紹介No.2 "DetonatioN FocusMe"

DetonatioN FocusMe(DFM)


出典:https://jp.lolesports.com/teams/dfm

【2017年戦績】
LJL 2017 Spring Split 1位
LJL 2017 Spring Playoffs 2位
LJL 2017 Summer Split 1位
LJL 2017 Summer Playoffs 2位


 2015 LoL Japan League Season 1・Grand Finals・LJL 2016 Spring Playoffsといった大舞台において驚異の三連覇を成し遂げ、王者の名をほしいままにしていたDFM。しかし、LJL 2016 Summer Season以降からは三回連続でRampage(現Pentagram)に敗北し、今年は王者の座から遠さがったリベンジャーとしての立場で臨んでいる。

 LJLが開催してから6回のSeasonにおいて勝率1位4回を誇る強豪であり、ここまで順調な道を歩んできたかのように見えるDFMだが、スターティングメンバーが定まらず悪戦苦闘し続けてきた歴史がある。




▼ストロングポイント

 「皇帝」という愛称で呼ばれているKyohei ”Ceros” Yoshidaは当初から「靴なしゼド」「仮面コルキ」、そしてIWCIでペンタキルを成し遂げた「ミッドガングプランク」など奇抜なビルド・ピックでファンたちを魅了し続けていた。
 その実力は海外でも知られており、Team Liquidの「IWC Player of the Year」にこのCerosがピックアップされている。

出典:http://www.liquidlegends.net/forum/lol-general/501885-2015-league-of-legends-awards#iwc


 今でもなおジグスハイマーディンガーなどのポケットピックの帝王として君臨し、競技シーンを盛り上げ続けているスタープレイヤーである。
 凝り固まったメタに新しい風を吹き込み、ファンたちを熱狂させる面ばかり注目されがちだが、彼のチャンピオンプールは底が見えないほど深い
 これがCerosの真価と言っても差し支えないだろう。ジグスらをターゲットバンで潰されたところで、十分な精度を以って他のミッドレーナーをピックすることもできるのである。
 敵チームはその分だけバン枠を無駄にする事になり、頭を悩ませることになる。バン・ピックでの戦術面でもこの皇帝の威光は栄華を極めたシュリーマの如く存在感を発揮している。

 また、韓国サーバーのチャレンジャーティアーに到達し、名実ともに日本最強のトップレーナーとして名を馳せているShunsuke ”Evi” Murase電撃加入さらには2017年で1Splitを経験しており、視界を十全に確保にコントロールする様はまるで「魔術師」のようだと謳われるMun”Steal”Geon-Yeongの続投により、これまで定まらなかったトップとジャングラーの穴は完全に埋まったと言える。

 DFM最大の特徴としては一度掴んだ有利を瞬く間に膨れ上がらせるマクロ力に尽きる。戦況が僅かでもDFMに傾けばそのまま雪玉を転がすかのように勝ちへと運んでいく様は見事の一言。
 レーニングフェイズにおいて有利を獲得できず、ゴールド差を作られてしまってHan "viviD" Gi-hunのチャンスメイク、そして蝶のように舞い蜂のように指す日本が誇る天才Yuta ”Yutapon” Sugiuraらの活躍により、集団戦での勝利を掴みとる強引さも持ち合わせている。


▼ウィークポイント

 バン・ピックは明確な目的を持って行われており、マクロ面でもLJL随一と言えるほどの完成度を誇るDFMだが、唯一の弱点は「バロンを巡る攻防」。
 これに関して鋭い臭覚を持ち合わせてはいるが、バロンに触るということはそれだけでリスクが生じるものである。
 鉄壁に見えるDFMもバロンに手をつける瞬間は綻び――隙が生じ、それを突かれるシーンが目立つ。この詰めの甘さと言える弱点を克服できるかどうか、これがDFMの課題であろう。


注目プレイヤー:Evi
 日本人としては韓国サーバーのチャレンジャーに到達した数少ないプレイヤーであり、国内では敵無しとされるEvi。
 前半戦でのレーニングにおいては対面に圧倒的な実力を見せ付けており、その立派な様を日本の最高級食材である「伊勢海老」に例えられ、その名に違わぬ活躍を見せている。
 プレイスタイルとしてはナーカミールによる対面を圧倒するレーニングとスプリット戦術が有名だが、オーンサイオンらタンクだけでなくガングプランク等も得意とするなどプールは非常に広い。ただTPに関しては課題が残り、時たま「ザリガニ」と揶揄される場面も目立つが今シーズンでは克服したように見える。

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